日本大学医学部は慶應や他大学の後期、Ⅱ期試験以外では私立医学部受験日程で最後の大学になります。いろいろな大学を受験する予定の方はこの時期には疲れもたまっているかと思います。そのような時こそしっかりとした過去問研究による準備と冷静さが求められます。まずは今年度の日本大学医学部の入試情報をあげたいと思います。

試験日:2015年2月8日(日)
場所:日本大学経済学部校舎および日本大学法学部校舎
試験時間と配点:数学 75分(100点) 英語 75分(100点) 理科 120分(200点)

多くの私立医大は英語、数学の配点が理科に比べて重いなか、日大の配点は4科目が同じ100点ずつとなっています。

全科目平均的に点数が取れる方、または数学、英語に比べて理科が得意な方は少し有利になるかもしれません。私もどちらかといえば4科目の中で理科(化学、物理)の方が得意だったので、問題の相性が良く合格できたと思っています。また、数学と英語の試験時間が75分なのは難易度が高い問題というよりは、問題数が多いためにこの試験時間になっているという印象です。できる問題を取りこぼしのないように解答していけば良いと思います。では科目ごとに対策を考えたいと思います。

科目別の対策

理科について

まず理科から試験が始まります。多くの大学がこの形式ですが、2科目で120分です。私の記憶では60分経過する頃に1科目の解答用紙を回収されたので、どちらの科目が早く終わるかを決め、解き始めるようにしてください。私は化学と物理選択だったのでその2科目の印象ですが、難易度はいずれも基礎から標準的なもので、センター試験のような形式だったりします。特別日大の理科に関して対策することはないと思います。数値を答える問題の場合、解答形式が ⬜︎⬜︎.⬜︎ mol/L のような形式であることに慣れておくというくらいでしょう。

英語について

英語の難易度は標準的で長文問題は医療系の単語が出てきます。医療系の単語が出てくる大学は他にもいくつかありますが、この医療系単語についての対策は、“過去問で出てきた単語は覚える”というスタンスで大丈夫です。というよりは、医療系の単語よりもまず1冊の単語帳をマスターする方が先です。私はたくさんの過去問を解いていて、入試で医療系の単語が出題されても、その単語が何を意味するのかを文章の中で説明してくれていることがほとんどだと感じました。しかし、その説明に使われている医療単語以外の単語がわからないと意味がとれません。もし単語暗記に余裕がある人であれば医療単語の単語帳に手を出すのもいいかもしれませんが、順番としては後です。しかも時間もあまりないですから医療単語が何なのかをずっと考えていてもしかたがありません。わからなければ飛ばしましょう。

数学について

数学は今年の受験では解答形式にマークシートが追加されます。過去問練習で時間ぎりぎりで解き終わる時間配分だと本番で時間が足らなくなる可能性があるので注意するようにしてください。(これは僕の経験ですが、答えのみの記述式よりはマークシートの方が解答に時間がかかることがあります。)解答形式が変わるために問題数が減ったりするかもしれませんが、念のためです。第1問の小問集合はまずざっと見てみて解けそうだと思った問題から解くようにしましょう。1番から解き始めたくなる気持ちもあると思いますが、このような小問集合を出題する大学に対しては解く順番は重要になります。1問目が少しむずかしめの問題でそこで止まってしまうことが無いようにしましょう。大問2~4は問題は標準的ですが、どの分野が出題されるかがわからずどのような分野でも対応できるようにまんべんなく勉強しておくことが必要です。

どの大学でも言えることですが、赤本で過去問研究するときに身に着けてほしいのは知識だけではなく時間配分です。医学部入試はどの大学も時間配分を失敗すると問題を解ききることが出来なくなってしまいます。自分の中で問題を解くペースが身に付くようになればかなり合格へ近づけると思います。頑張ってください。

by 東京医科大学医学科 中原

チューター中原昌俊

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